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尾野 美代子 尾野 美代子

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パンとの出会い

2009年10月29日16:51:25

 前回のつづき

 丁度そのころ、今は亡き父が末期がんと闘病中で、見舞いに行ったとき、ポロっと、「辞めて、なんか商売でも、しょっかのお!?」っていったら、すごく賛成してくれて、以前、家が米屋と餅屋だったからか、そのとき父がこう言ってた。「やっと分かったんか、サラリーマンしよっても、トップにはなれんのんで、一生、人に使われて終わりよう。男なら勝負してみいや!」って。悩んで重たかった自分の心が、半分軽くなったのを今でも覚えてる。

 それからと言うもの、仕事に対してなんか中途半端で、そんな自分が嫌で、「よし辞めてなんかしよう 」って心の中で決めた。

 じゃあ何しよう?普通やりたいことがあって辞めようとするんでしょうにね。このときなんでもよかった。自分が社長でするんなら。不安よりなんとかなるとゆう変な自信があった。

 銀行辞めてからだと意外と何にもない。宅建の資格とか、中小企業診断士の資格でもあればその道があったかもしれないけど、銀行業務の資格や、生保の資格は、銀行辞めると同時に資格を失う。するとしたら、なにかをつくって、それが喜ばれて、それが商売になるものがよかった。

 又、父が餅屋をしていた事もあってか、志半ばで商売やめ、余命を宣告されながらも頑張っている父の意志を受け継ぐ意味でも、食べ物屋というのが頭にあり、美味しさはもちろん健康志向にも重きを置くもの、春夏秋冬1年通して勝負できるもの、手作りでアイデアが豊富に出せるもの、ご飯にも出来れば、おやつにもなるもの、お子様からお年寄り迄愛されるもの・・・・・パン屋でした。

 パン屋といっても、焼きたての手作りパンを店頭販売するだけではなくて、銀行員が、営業訪問するように、積極的にアグレッシブに顧客に働きかける販売スタイルは、この時すでに私の中で出来上がっていました。問題は、パンがつくれるか?

 つづきは、また来週木曜日更新予定です。見てくれた人ありがとう。